恐怖の泉

実話系・怖い話「テレビに映った文字」

有名な都市伝説で深夜、放送終了後にカラーバーが流れてそれを見続けると人の名前が次々と流れてくるという「明日の犠牲者」という話はホラー好きの間では有名ですが、それとはまた別のテレビにまつわる怖い話です。

4年前の話ですが、夜に音楽番組を見ていると少しノイズが走りました。しかしテレビ自体が古いものだったので、ノイズが入るのは日常茶飯事のことでした。
その時も特に気にもせずにテレビを見続けていたのですが、そのノイズも徐々に酷くなっていきました。

当時好きだったアーティストがテレビに出ていたということもあって、少々イライラしながらテレビを叩いてみたり電源を切ってみたりしましたが、ノイズは改善されませんでした。

スポンサーリンク

仕方ないのでそのまま見続けていると砂嵐の画面になってしまったので、とうとう壊れてしまったかと思い電源を切ろうとしました。
テレビのリモコンに手を伸ばして電源のボタンを押そうとしたその時、ふと画面に何やら文字のようなものが見えることに気がつきました。

砂嵐で最初はなんて書いてあるのかは見えませんでしたが、徐々に見えるようになり、文字を認識することができました。
そこには

「この画面を、見てしまいましたね?」

と書かれていたのです。

怖くなって慌ててテレビの電源を切りましたが、あの画面はなんだったのかはわかりませんでした。

その後そのテレビは完全に壊れてしまったので現在は新しいテレビになりましたが、今でもテレビを見ていると時々あの日のあの文字を思い出すことがあります。

スポンサーリンク

TOP