上級者向け怖い話「あまり構わないほうがいいよ」
これは山岳ガイドのTさんが体験した、怖い話です。
ある冬の日の事。
その日の天候は崩れ、1日中吹雪の中、途中遭難しかけながらも何とか山小屋に着いたそうです。
夕食を済ませ、今日は本当に疲れたしそろそろ寝ますか、と就寝の準備をしていた時。
小屋の外から、雪を踏みしめる音が聞こえました。
【原作】あまり構わないほうがいいよ【朗読版】
※この話は原作者から正式な許可を頂いて掲載しております。
そのうちメンバーの1人が
「今誰か…山小屋に向かってきてますよね…。」
と言い出し、Tさんもこんな夜遅くにと不思議に思いながらも
「そうですねぇ…誰か来てますねぇ。」
と応えます。
やがて足音は山小屋の目の前で止まり、ドアを開ける音がしました。
その山小屋のドアは寒さ対策のため、2重の造りになっています。
ドアの向こうでは雪を靴や服から落とす音がするのですが、一向にその人は入ってきません。
心配になったTさんは、思い切ってドアを開けました。
ですがそこには、誰も居ませんでした。
別のグループを担当していたベテランガイドが言いました。
「あまり構わないほうがいいよ。こんな時間に山小屋に来るのはねぇ、人じゃないんだよ。」
Tさんも長年山岳ガイドをしていますが、後にも先にもこれ以上に怖い体験は無いそうです。
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