恐怖の泉

都市伝説の怖い話「赤い部屋」

タクシーの運転手をしていたNさん(仮名)は、ある日の夜に全身を赤で統一した女性を乗せました。
この女性がまた美人なもので、Nさんは気になっていろいろと話かけてみるものの、女性は目的地を言ってからはずっと黙りこんだままです。
そうこうしているうちに、目的地である彼女のアパートに到着して、女性は部屋へと帰っていきました。

彼女への興味が抑えきれないNさんは、つい彼女の部屋の前まで行ってしまい、ドアのレンズを覗きこんでしまいます。
ですが覗いてみると、部屋の中も全て真っ赤。
本当に赤が好きなんだな、という情報以外にはなにもキッカケが掴めないまま、Nさんは会社へ戻りました。

それから何日か経ったある日、同僚が幽霊話をしていた輪にNさんも参加します。
話を聞いてみると、どうもあの全身真っ赤な女性の話をしているようなのです。

「あの女性は幽霊だったのか…そんな感じもしなかったけどな…」と思っていると、その女性の顔を見たという同僚が
「あの幽霊、格好だけじゃなく目も真っ赤だったな~」
と言いました。

そこでNさんは気づきました。
部屋を覗きこんだ時に真っ赤だったのは、あの女性もレンズからNさんを覗きこんでいたのです。


「赤い部屋」にまつわる都市伝説には、他にもパソコンのポップアップ広告に絡んだものもあります。そちらの話は悲惨な結末を迎えてしまいます。
あまり現実味のない話ではありますが、オチの状況を想像すると思わずゾッとしてしまう都市伝説ですね。

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