恐怖の泉

インターネットの怖い話「イカフライの中身」

僕24ぐらいの時に滋賀で働いてて残業で電車が無くなってタクシーで京都まで帰らないと行けなくなって駅前のターミナルに停まってるタクシーに乗ったんですね。
で京都までだけどいいですか?って聞いたら。はい。いいよー。って言われてまあ気さくな感じで50歳ぐらいの痩せ型の運転手の人で。
で車が走り出したんですよ。

でしばらくしたらお兄さん遅くまで何してたの?女の子と遊んでたんでしょ?って言われていや仕事です。って答えて。
割と年にしてはかっこいい人だったから若い時は遊ばれたんですか?って社交辞令で聞いたんですね。
まぁ色々あったけどね。って運転手さんが言い出して。聞いて欲しいかな?って思って例えば?って言ったら。
よくわかんない女と住んでた事があってね。って話し始めたんですね。

こっからは運転手が話したまんまツイートします。

俺が30過ぎぐらいの時に借金の取り立てのバイトかパチンコぐらいで毎日フラフラしてたんだわ。
である日パチンコで買ったからふらっと適当なスナックに入ったんだわ。
そしたらカウンターだけのまあこじんまりした店でママが1人だけでやってて40前かな?池上季実子って知ってる?あんな感じの色っぽい女でね。
で客も俺1人だけで金もその日はあったからガンガンに酒を頼んでママと盛り上がったわけ。もう外の電気消して2人で呑もうぜって。
もちろん下心全開で。でいいムードになってきてさ。でそのスナック二階にママが住んでるらしくて。ちょっと片づけてくるから待ってて言われたのよ。俺心の中でガッツポーズしたね。いい女だったから。
でしばらくしたらママが降りてきて。いいわよ。って言われて二階に上がったのよ。上がったら質素な感じの部屋で。でママとそういう事したのよ。で終わってタバコ吸ってたんだわ。俺。そしたらママがね。一緒に住まない?って言うわけよ。
飯ぐらいは食べさせてあげるから。って言われて。あーヒモってやつか。って思って。俺もフラフラしてたからいいよって返事したわけ。そしたらママがその代わりにやって欲しい事があるって言うわけよ。
やって欲しい事?って思って何?って聞いたのよ。そしたらママが立ち上がって押入れの方に歩き出したのな。なんだって思ってたら。ママが押入れを開けたんだわ。

そしたら中からうーん小学生3年か4年ぐらいの大きさの多分服からして女の子が出てきたんだわ。ただ顔がな。なんて言ったらいいか。イカフライってあんだろ。あれの衣をとったみたいな感じなんだわ。目も鼻も口もない。白くてヌメっとした。髪の毛ももちろんない。
でモゾモゾ動いてるんだわ。で固まっちゃってさ俺。そしたらママがこの子の世話してくれたらパチンコ代も毎日あげるからって言い出したわけ。で相変わらずその子はモゾモゾ動いてるんだわ。どうしたものかって思ったけどママとこれで終わりって言うのももったいないってスケベ根性もあってさ。俺。
引き受けちゃったのよ。世話って何すりゃいいの?って聞いたら。別になんもしなくていい。逃げないように見張っててって言われて。その日から3人で暮らし始めたんだわ。

ようはママが働いてる時に見張っておけばよいだけの話しで。で暇だからいろいろ観察してたのよ。どうやって飯を食べるのとかをさ。
飯は全く俺の前では食べないんだわ。ママに言ったらわたしが食べさせてるからって言ってたな。目は見えないみたいで手を使ってモゾモゾ動き回る。耳は聞こえるみたいでおい!って言うと反応する。
不思議と気持ち悪いとか怖いとかはなかったんだよ。ただたまに体を痙攣させて泣くような仕草をするからその時はそこにある布団叩きで叩いてってママに言われたからその度にそうしてたな。

で昼間はパチンコ、夜はその子の見張りって半年ぐらいたった頃かな。ママが盲腸になっちゃって入院する事になっちゃって。丸々2日見張りする事になっちゃったんだわ。
飯とかどうしたらいい?ってママに聞いたら飯はいいからとりあえず痙攣しだしたら必ず叩いてって言われて。まあ2日ぐらい食べなくても死なないかって思ってテレビ見ながら過ごしてたわけ。
で暇だからウトウトしてたんだわ。そしたら女の子がモゾモゾ動きだして。まあいつもの事だと思ってまたウトウトしてたらママの化粧台の引き出しの方へ動きだして。化粧台の引き出しを開けようとしてるんだわ。
でなんだ?開けたいのか?って聞いたら床を手で叩きだして。俺も興味があったから引き出しを開けて中身を見だしたら中に古びた和紙でできた箱が出てきたんだわ。
で箱を開けたらへその緒なのかな?とりあえずミイラっぽい何か。よくわからない文字が書き詰めた古い紙。あとママの写真が貼ってある免許証が出てきたんだわ。でもその免許証が変なんだわ。

ママから聞いた名前と全く違う名前なんだわ。本籍も全く違う県で。ん?って思ってたら女の子が痙攣しだしたんだわ。また。それがいつもとは違う激しい痙攣で布団叩きで何回叩いても止まらない。
布団叩きが折れるまで叩いても止まらない。でどうしたもんか。って思ってたらいきなり凄い声で「サワダカズコハワタシ!」って聞こえて。
サワダカズコってのはママが自分で言ってた名前で電気の請求書とかもその名義だったんだわ。
どういう事だ。って思って。お前がサワダカズコなのか?って聞いてもまだ激しく痙攣してる。で気配がして後ろを振り返ると病院にいるはずのママが立ってたんだわ。
鬼の顔して鉄の棒持って立ってる。で体がヤバイ!って思って横をすり抜けて逃げたんだわ。階段を降りて。
そしたら後ろから「ピギャー!」って凄い声が聞こえて。必死で家の外に逃げ出したんだわ。

で必死で逃げたんだけどおかしいんだわ。行く先々の家から人が出てきてる。みんななんの声だなんの声だって。あの悲鳴はなんだって。
あの女の子の悲鳴だとしたらそんなはずはないんだよ。なんなんだって思いながらなんとか友達の家に転がり込んでもう二度と近づかないでおこうって思ってそれからその辺を避けてしばらく過ごしたよ。

って話なんだよ。信じてないだろ?って運転手は言ったのね。
でいやー。って答えたら。
運転手が急ブレーキをかけてタクシーが止まったのね。
でこれ見てみな。って運転手がセカンドバッグから写真を一枚出してきて見てみたら。

こじんまりした部屋に若い時の運転手が座ってる。その横に可愛らしい女の子が笑顔で座っている。
その横にワンピースを着た女性が座っている。
顔がイカフライの中身のように白くて何もない。
えっ!?女の子がイカフライのようだったんじゃ。って思ってたら。いやあこの写真見るともうたまんねえんだよ。って運転手が言い始めたのね。
運転手が股間を自分で触り始めたのね。ヨダレを垂らしながら。えっ!?って固まってたらズボンを下ろしはじめて。で目に入った運転手のその部分がかなりおかしくて。
小指ぐらいしかないのね。真っ黒で。
へその緒みたいだな。って思いながらもごめんなさい。もうわかりましたから。って謝って京都に入ってたからもうここでいいです。ってお金渡して降りたのね。俺。
で歩きはじめたんだけどブー!ってずっとクラクション鳴らしながらゆっくり並走してそのタクシーがついて来る。
で怖いから逆走して全力で走って小さい路地に入ってなんとか逃げる事ができた。そしたら携帯電話が鳴りだして。
電話にでると住んでたマンションの大家で今お宅の部屋から凄い声の絶叫が聞こえて通報が警察に数件いったらしくて大家さん同じマンションの一階に住んでて私もその声を聞いたから確認の為に鍵を開けて調べてもらっていいかという電話だったのね。
後で聞いた話だとかなりマンションから離れた所に住む住人もその声を聞いたらしい。
もちろん部屋には誰もいなかった。

ちなみに運転手は股間を触っている時「あんないいもの持ってる女の子世の中にいるんだなあママなんか比べものにならんなあ。マタアイタイヨーマタアイタイヨー」とヨダレを垂らしながら言っていました。

引用元:Twitterアカウント「蛇囚人」のツイートより


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