恐怖の泉

実話系・怖い話「カラオケ店の3階」

これは私が体験した話です。私は二人姉妹ですが二人共霊感があり、姉は霊が見えて、私は気配やこの旅館出るな等、直感的なものを感じるタイプです。
ちなみに母も霊感があり、私と母は生霊を飛ばしてしまうこともあるようです。私は何も思っていないし、何もしてないのに、勝手に行ってしまうので困りものです。

今日お話しするのはたくさんある中から、唯一見えた霊のお話です。
私が18才の頃、よく行くカラオケ店がありました。母とも友達ともいく、古びた3階建ての個人経営のお店でした。
毎日行ってると言っていいくらい、よく行っていたのですが、なぜか通される部屋は1階か2階でした。
ですがある夜のこと、友達とまたカラオケ店に行ったら、初めて3階の部屋に通されました。そしてその部屋に入った途端「やばい!」と思いました。

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上手く言えませんが、ドアを隔てて全く空気が違うんです。入った途端、「重い空気」が押し寄せてくる感じでした。
でも、一緒にいる友達はとても怖がりなので、怖がらせるのは可哀想なので、何も言わないことにしました。
一生懸命盛り上げて歌うんですが、なんか壁に吸い付けられるかのように引っ張られるんです。この部屋に居ていいのは1時間がリミットだなと感じていました。

マイクもハウリっぱなしだし、四方八方からくる威圧感がすごい。「霊が怒っている」そう感じました。そして本当に「怖い」と思いました。

1時間経って「もう行こっか?」と友達に話したら、すんなり「そうだね」と言ってくれて、その部屋を出ました。

その時何となく部屋を振り返ったら、3~4人の落ち武者の姿が壁に浮かんだ気がしたのです。
目で見たというより、脳裏が見たっていう感じです。
禍々しい気配も強く感じたので、急いで下に降りました。

後日談ですが、あの時一緒にいた友達も霊感はないのに嫌な気配をずっと感じていたそうです。
いつもは3時間くらい歌っている私たちですが、1時間で帰ろうと納得したのは、彼女もうっすらと同じものを感じていたからでした。

この話を母にしたところ、母も3階の部屋に通されたことがあるらしく、私が言う前に「あそこは落ち武者のような霊を感じた」と言っていました。
愕然としました。それからは、3階の部屋へは行かないようにしました。

そのカラオケ店のあった場所は東京の国分寺市なのですが、「~寺」とつく駅名の場所は昔お寺だったから「寺」という字が付くという話です。
あの霊たちは「国分寺」となにか関係があったのでしょうか?私にはわかりません。

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