恐怖の泉

都市伝説の怖い話「人体自然発火現象」

火災発生の一報を受け、駆けつけた消防隊員達は不可解な現場に遭遇する。

そこには人間の足だけが残されていた。
他の部分は激しく焼けて炭化し、原型すら留めていない。
人体はそれほど激しく燃焼したというのに、不思議な事に建物や家具類にはほとんど燃えた形跡が見当たらなかった。

徹底した現場検証が行われたが、火災の原因は不明。
まるで火が意思を持って人体のみに狙いをつけて焼失させたという、荒唐無稽な推論でなければ説明出来ないような状況だった。

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人体自然発火現象は原因が分からない火災であり、それ故に人の体から火の手が自然にあがったのだと考えられている現象です。
非常に珍しい現象ではありますが昔から度々報告されており、2010年12月22日のアイルランドでマイケル・フェアティが犠牲となった事例では、様々な検証が為されるも原因が判明せず、人体自然発火現象であると結論付けられました。

この現象の特徴として、まず現場から火災の原因が全く特定されていません。
第2に体の一部だけが焼け残り、他は骨まで黒焦げて灰になるほど激しく燃焼しています。焼け残る部位は手足が多いですが、内臓が残ったケースもあります。
3つ目に、人体がここまで燃え尽きるには強い火力が必要であるのに対し、人体以外の物には火災による損傷がほとんど確認されない特徴があります。過去にはすぐ側にあった藁のベッドや、被害者が着ている衣類が無傷で残っていたという報告すらあります。

火元が全く不明の、謎に満ちた火災。
人体自然発火現象は、科学で解明出来ないものは無い、という人間の慢心への警告なのかもしれません。

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