恐怖の泉

都市伝説の怖い話「牛の首」

「一番怖い話って何ですか?」

自他共に認める程のオカルト通であるTは、人前で怖い話を披露しては楽しんでいる。
話を終えると、よくこの質問をされる事があった。

「怖い話は数多く知っているが、一番怖いものがどれかとなると…確かに気にはなるな。」
そこで一念発起したTは、日本だけでなく世界中も飛び回り、一番怖い話を決めるべく収集に明け暮れ続けた。

そうして数年が経った頃、Tから親友のOへ連絡が入った。
Tはついに、一番怖い話を入手したと言う。

その話の題は「牛の首」。
しかしその話は呪われており、他人へ伝えるには3日以内に直接話すしか手が無い、というものだった。
3日を過ぎたり、口頭以外で伝えると、話を知っている人間へ災いが訪れるのだという。
「これを聞くとOも呪われてしまうのだが…それでも聞いてくれるか?」
Oは断ろうと思ったが、話を聞きたい好奇心が勝ってTと会う約束をしてしまう。

翌日。
待ち合わせの喫茶店でOはTを待ったが、Tが来る事は無かった。
Tはそのまま行方不明となり、今でも安否が不明となっている。


「牛の首」は一番怖い話として有名な都市伝説です。
話の内容ではなく、「一番怖い話である」という事自体がこの都市伝説の肝であり、流布の源となっています。
聞くと呪われる、または死ぬという危険なおまけも、怖い話が広まるには欠かせない条件です。

あなたの知っている、一番怖い話は何ですか?

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