恐怖の泉

実話系・怖い話「超有名な心霊スポット」

私の地元には超有名な心霊スポットがあります。名前を聞けば誰でも知っているようなところです。
当時まだ若かった私は、霊感が強い女の子(A)を一人入れた5人組でその心霊スポットへ遊びに行くことにしました。

夏真っ盛りでとても暑い日でした。時間は夜の11時過ぎだったのですが、じとじと汗ばむようでした。
その場所は町から少し離れた森の奥にあって、手前に車が何台か停められるようなスペースがあるので、そこに駐車し歩いてその場所まで行きました。

Aは最後まで行くことに抵抗していましたが、肝試し気分でノリノリになってしまっていた皆を止めることはできず、渋々みんなでいくことになりました。

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森の奥なので歩道には明かりもなく、さっきまでの暑さがうそだったかのように涼しくなり、少し肌寒さすら感じました。
しばらくあるくと何の木かわかりませんが、木の種類がこれまでと変わっていて、雰囲気が明らかに違いました。
するとAがもう本当に無理と言い出したため、男一人とAの二人には待ってもらい、残りの3人で進んで行くことになりました。

その場所に着くと、霊感を感じたことのない3人でも体が重くなるような感覚になり、これは本気でやばいところだと分かったので急いで引き返すことにしました。

そこで私は経験してしまいました。残した二人と合流して車まで戻り、エンジンをかけてアクセルを踏もうと一瞬だけ下を見た瞬間、私の両足をつかんでいる手がありました。

幸いにも事故などはなく無事帰れたのですが、後から聞くとそこは本当にやばいと有名なところだったみたいです。
遊びで心霊スポットに行こうとしている方がいましたら、それは絶対に止めておいた方がよいです。そういった場所には、確かに何かがいるようです。

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