恐怖の泉

人間の怖い話「エレベーターの痴漢」

これは私が小学校低学年くらいの時にあった、本当の話です。

当時私はマンションに住んでいました。
家は6階にあり、階段を使うことはほとんどなくエレベーターで移動をしていました。

ある日のことです。
学校から帰宅しようとすると、エレベーターの前にAさんが立っていました。

Aさんは同じマンションに住んでおり、奥さんと高校生になる息子さん、同じく高校に通う娘さんの4人家族で住んでいました。
気さくな人で挨拶も普通にしますし、何度も面識がある人です。

その時も私が
「こんにちわ~」
と挨拶すると、Aさんも
「こんにちわ。今帰りかな?」
と聞いてきたので、私はうんと答えました。
そうこうしているうちに、エレベーターが来ました。

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エレベーターには私とAさんの2人だけで乗り込みます。
私が入口近くに立ち、Aさんは奥に立っていました。
そしてエレベーターが動き出すと突然、Aさんが後ろから私に抱きついてきたのです。

突然の出来事にビックリした私は、何が何だか全くわかりません。
声すら出すこともできず、ただ固まっていました。
一瞬だったような、数時間も経ったような感じがありました。

そのうちエレベーターが止まり、Aさんは降りていきました。

その後Aさんは今までと変わらず普通に過ごしており、私にまた何かしてきたこともありません。
あまりに変わらず普通すぎる日常に、私の思い違いか、それとも夢でも見たのかな…と思えるような体験ですが、Aさんが体を触る感覚は今でも残っており、とても錯覚とは思えません。

この体験は私にとってショックだったらしく、今でも何となく男性が苦手ですし、エレベーター等の個室が怖く感じる体質になりました。
しかし誰にも言うことが出来ず、月日は流れました。

ところがです。

大人になってから、お酒の席でこの体験を話したところ、似たような事をされたという人が多くいたのです。
これって痴漢だよね…という事で話はまとまりましたが、驚きました。

痴漢をする男性の心理はわかりませんが、やられた側には見えない心に傷を負うのです。
痴漢、絶対にやめて下さい。

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