恐怖の泉

実話系・怖い話「飲食店閉店後の不思議な音」

ある日、私は一人で飲みに出かけました。何年も通っている、いわゆる行きつけのお店です。
深夜まで飲んでしまい、閉店時間になりました。
帰ろうとしたところ、マスターに呼び止められて、近所のお店に飲みに行くので一緒に行こうと誘われました。
翌日は休みだったので、快諾し、店の鍵を閉めて出かけました。

2件目で飲んでいる途中に、さっきまでいたバーに忘れ物をしたことを思い出し、マスターにそのことを伝えました。
後で一緒に取りに戻ってくれるということになったので、ほどほどに飲んで一緒にバーに戻りました。
お店に戻ってまたバーで少し飲んだのですが、長時間飲んでいたのと眠気とでフワフワしてきました。

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するとマスターと話しているときに、入口のドアが開く音がしました。木製のドア特有のあの「ギィ~」という音です。
二人で入口の方を見ましたが、誰もいません。
というか、時間は明け方の5時です。誰もいる・来るはずがありません。
私、一気に目が覚めました。

思わずマスターの顔をみると
「こういうのよくあるんだよね~、外の階段をいったりきたりしてる人がいると思って、外に出てみると誰もいないんだよね」
と涼しい顔で言い出すではありませんか。
この店に関わらず、飲食店で長く働いている方はけっこうこういう経験があるのだとか。不思議と繁盛店で起こることが多いそうです。

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