恐怖の泉

子供向け怖い話「恐怖の味噌汁」

その家庭では、毎日の食卓に必ず味噌汁が並んでいた。
しかし不思議なことに、それだけ食べているのに飽きることはなく、むしろ毎回変化のある味噌汁の具を、皆楽しみにしていた。

今日も家の中に、味噌汁の良い香りが漂う。
お腹を空かして、いてもたってもいられない子供は、つい台所へ足を運んで母親に尋ねた。

「今日のお味噌汁の具は何?」

「今日、麩の味噌汁よ~」

「きょうふの味噌汁」

「恐怖の味噌汁」

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出来上がった恐怖の味噌汁を差し出す母親

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