恐怖の泉

子供向け怖い話「一つ多い」

これは私と友人のE、U、3人で遊びに行った時の事です。

刺激を求めていた私達は、ホラー映画を見る約束をしていました。
別に怖いものが好きとかではなかったのですが、3人で見れば怖さも減るし、話のネタになるだろう。
そんな軽い興味本位で足を運びました。

私達の地元には古びた映画館があり、丁度そこでホラー映画の上映が予定されていました。
見る前はテンションが上がっていましたが、予想以上に怖い内容で凍りつく私達。
見終えて映画館を出た私達は無言でしばらく歩きました。

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E「…怖かったね。」
U「うん。」
私「やっぱり見るんじゃなかったね…。」

言葉少なに歩く私達へ、お姉さんがポケットティッシュを差し出してきました。
私「ねぇ、私達3人なのにお姉さん4つくれたよ。」
E「やったじゃん。ははは…。」

すっかりテンションが下がり、このままバイバイするのも気まずくなった私達は、軽くお茶でもしてから帰ることにしました。

店員「いらっしゃいませ~。空いている席へどうぞ。」

奥のテーブルへ座った私達が
「もう絶対怖いのはやめておこうね…。」
と反省会をしていると、店員がお水を持ってきて
「ご注文がお決まりになりましたら、お呼び下さい。」
と言って立ち去ります。

E「ねぇ…コップ4つあるんだけど…。」
私「マジ?どう見ても3人だよね。」

U「さっき、ポケットティッシュも4つ貰わなかったっけ?」

E「…とりあえず注文しよっか。決まった?」

いやな空気を振り払うように「すいませーん」と定員を呼び、1人1つ飲み物を頼みました。

E「以上で。」
店員「かしこまりました。そちらのお客様はよろしかったでしょうか?」
私達「えっ?」

不思議そうに店員が見つめる空間を見ると、誰もいません。

私「あの~、私達3人しかいないんですけど…。」
と言うと、店員は驚いた声で答えました。

「え?4人いらっしゃいますけど…。」

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