実話系・怖い話「レジオネラ症」
レジオネラ症は、レジオネラ属の真正細菌による感染症です。
レジオネラ菌は種類が多く、土壌や水中に常在する細菌ですが、これが比較的近年になってから人体に悪影響を及ぼし、最悪の場合死に至るケースもある病状の原因となることが判明しています。
日本においても、毎年何名かはレジオネラ症によって亡くなっている方がいます。
感染経路
レジオネラ症には、レジオネラ菌が繁殖した水が空気中にエアロゾル(微粒子)となって飛散し、それを吸入した場合に感染するとされています。
具体的な感染経路としては、24時間風呂などの循環式浴槽、噴水、入浴施設、冷却塔、加湿器、プール、シャワー等々、水を利用する設備です。そういった所でレジオネラ菌が繁殖して、その水をエアロゾルを介して吸引することが主な感染源となります。
レジオネラ症となった人から他人への感染はありません。
ちなみに超音波式加湿器はレジオネラ菌が繁殖する可能性が高いため、厚生労働省から警告が出されています。使用する場合は機器を清潔に保つよう心掛けて下さい。
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症状
レジオネラ菌に感染したとしても、健康な方ならば発症する可能性は低いです。
しかし免疫力の低い乳幼児や高齢者、呼吸系や免疫機能等に疾患を持つ方、多量喫煙者等では発病リスクが高まります。
発病の種類には「ポンティアック熱」と「レジオネラ肺炎」があります。
ポンティアック熱は一過性の症状で、レジオネラ菌に感染してから1~2日後に頭痛・発熱・咳といった風邪様症状がでます。ほとんどが数日で回復するので、レジオネラ症によるポンティアック熱と判明することは稀です。
一方のレジオネラ肺炎は劇症型で、感染後2~10日の潜伏期間を経て発病します。
症状は頭痛・食欲不振・吐き気・熱・咳・筋肉痛から始まり、胸の痛み・腹痛・下痢・意識障害・呼吸困難を引き起こします。
病状の進行が早く、他の肺炎と区別がつきにくいため厄介です。
発病からおおむね1週間以内に有効な治療をしなければ危険で、致死率は30%以上です。適正に治療した場合の死亡率は10%以下にまで下がります。
治療・予防方法
レジオネラ肺炎になった場合、通常の肺炎治療とは違った抗菌薬を投与しなければ回復しません。
肺に侵入した菌は、通常ならば体内の免疫機能によって駆除されます。しかしレジオネラ菌は殺菌細胞内で増殖することができる特殊な細菌であるため、通常の抗菌薬では効果がないのです。
レジオネラ肺炎になった場合は、早期に診断して有効な抗菌薬を投与することで回復できます。
予防策としては、水回りには小まめな掃除を行ってレジオネラ菌の繁殖を防止することが重要です。
レジオネラ菌はアメーバや藻類等、他の微生物内で繁殖する細胞内寄生性という性質があるため、それらの微生物を繁殖させない環境作りが予防に効果を発揮します。いわゆる「ぬめり汚れ」を放置しないということです。
具体的な対策としては、お湯の温度は60度以上に保つ、1~2週間に1回は清掃をする、循環している水は定期的に交換する、塩素消毒をするといった衛生管理が有効です。
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